2013年9月19日木曜日

「色覚異常の中高生、半数気づかず進学・就職」(読売新聞)・・・やっぱり色覚検査はしてくれたほうがよいな。

読売新聞に

色覚異常の中高生、半数気づかず進学・就職

という記事がありました。

この記事に、
かつては小学校で検査が行われてきたが、差別につながるなどの理由から、03年度以降、学校保健法上の必須項目から削られて任意実施となった。
と書かれているのですけれど、やはり色覚検査はしてくれたほうがいいなと思います。


本当に差別につながるのだろうか???
私は疑問です。

そりゃ、色が判別できない(*1)と安全上の問題のある職業もあるでしょう。
例えば、パイロットのように。

でも、これらは、区別であって差別ではないと思うのですよ。

パイロットには、色覚だけでなく、身長の制限もありますし、体重の制限もあります。(*2)
身長なんかは、後天的な要因より、やはり遺伝でしょう。
本人の努力で決まるものではないので。

でも、身長で就職差別があるとは言いません。
色覚についても、職業により区別こそあれ、差別とは考えなくてもいいのではないでしょうか?

色覚もひとつの個性ですから、個性に応じて、力を発揮できる職業を選んでいくしかないのだと思いますよ。


おそろく、色覚異常の「異常」という表現に問題があるのでしょうね。
多数派の色覚を「正常」と表現するから、そうでなければ「異常」になるわけで、「普通に生活できてーているのに、なぜ『異常』と言われなければいけないのだ」
という気持ちも人も多いのではないでしょうか。(*3)

色覚に対する表現を、「正常」という言葉からそもそも見直すほうがいいのではないでしょうか。


*1 多数派である人と、同じような色の判別ができないだけという表現が正確なのかもしれません。
 でも、多数派の色彩感覚を基準に、安全器具などを設定している場合があることも事実ですから。

*2 私が受けた頃の自衛隊のパイロットにはありました。男子155cm以上とか

*3 私もかつてはそう思いましたが、歳を取るとともにあまり思わなくなりました。

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